1976年、学校給食用にカップ容器のプリンの製造を開始し、その二年後、当時の工場で牛乳を加工して製造していた練乳(全脂加糖練乳)をたくさん使用した「ババロア」を開発し学校給食に提案することになりました。

その際、「ババロア」ではなくヨーロッパで流行していた「ムース」を商品名にして提案しましたところ、プリンよりも好評で九州の多くの学校給食に採用されました。「配膳に時間がかかって溶けても食感が損なわれないようにしてほしい」という学校からの要望に試行錯誤を重ねて、このユニークな食感のデザートが生まれました。

1999年からは、市販品としてスタンディングパウチやカップマルチ、バーなどの形態でこの「ムース」を販売し始めました。2011年10月に九州のコンビニエンスストア限定でスタンディングパウチ容器の「給食でおなじみのムース」を発売したことを機に、口コミやSNSでその存在が拡がりはじめ、九州以外の方から全国でも販売して欲しいとの声が多く届き、更に2013年3月から全国のコンビニエンスストアで発売したことで爆発的なヒットとなりました。

その後、フレーバー展開を行いながら、現在は九州のコンビニエンスストア、全国の量販店等で販売しています。学校給食用の「ムース」は現在も人気メニューとして定期的に献立に採用されており、発売当初から今日まで長い間変わらず多くの小中学生の皆様に喜んでいただいています。

沿革

1976年(昭和51年)学校給食用でカップ容器のプリンを製造開始
1978年(昭和53年)学校給食用で練乳を使用したカップ容器のババロアを製造開始
1999年(平成11年)市販用でアルミパウチのムースを販売開始
2011年(平成23年)九州のコンビニエンスストア限定でスタンディングパウチのムースを販売開始
2013年(平成25年)九州以外の方から全国でも発売してほしい声があり、全国のコンビニエンスストアで発売し、爆発的なヒットとなる
ムース第2弾として、コーヒーミルク味を発売
2019年(平成31年)給食でおなじみのムース発売20周年
2021年(令和3年)現在、九州のコンビニエンスストアおよび全国の量販店等で販売中